【最新】2017年ハワイのネット事情(1) 各キャリアの海外定額サービスまとめ

【最新】2017年ハワイのネット事情(1) 各キャリアの海外定額サービスまとめ

今や国内ではもちろん、海外旅行の際にも必要不可欠な存在となっているスマートフォン。初めて行く場所なら位置や営業時間の確認をしたり、困ったときの対処法等の情報も、ネット検索すればわかることがほとんどだ。

旅慣れた人であっても、ショップの最新情報をチェックしたり、便利なネットクーポンを利用するほかに、最近では旅行の様子をリアルタイムでSNSに投稿するのも欠かせない。

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こんな綺麗なサンセットを、日本にいる友達ともすぐに共有できる!

さて、そんな便利なスマートフォン、ハワイで使うにはどうしたら?
各携帯電話会社の海外旅行向けサービス、街中の無料Wi-Fi、レンタルWi-Fiルーターと、選択肢もさまざまだけど、それぞれのメリット・デメリットも気になるところ。
今回は、そんな気になるハワイでの最新ネット事情についてまとめてみた。
※情報は2017年5月現在。

ハワイネット事情

日本のケータイをそのまま使える各キャリアのサービス

各キャリアが海外でのパケット定額サービスを用意している。
料金は割高にはなるのが難点だが、日本国内で使うのと変わらない感覚で利用できるのが最大の特徴。
ただし、これらのサービスは今後終了したり内容が変更される可能性もあり、渡航前には必ず契約している携帯電話会社の公式情報をチェックしたい。

NTTドコモ「海外パケ・ホーダイ」「海外1dayパケ」

ドコモでは、国内のパケット定額サービスを利用していれば、追加の申し込み不要で海外でもパケット定額になる「海外パケ・ホーダイ」と、申し込みが必要になるもののそれよりリーズナブルに24時間使える「海外1dayパケ」の2種類のサービスを用意している。

「海外パケ・ホーダイ」は使った分だけ利用料金がかかる仕組みで、最大で1日2,980円。割高に感じるが、メールなどを少し送るだけならその使った分だけしかかからないので、使用するのはメール数通などほんの少しだけという人には便利なサービス。

一方、「海外1dayパケ」は利用開始から24時間980円の均一料金。
使用量が30MBを超えると速度制限があるものの、例えばメールの送付は1通あたり0.01MB程度なので、使うのがテキストのみで、大量にやり取りするのでなければ問題ない。
ただし画像投稿をすればあっという間に30MBに達してしまうので、SNSをたくさん使いたい人には向かない。

このサービスは24時間経過すると自動的にストップされるが、再び利用開始すると、またそこから24時間新たに利用できる形になっている。
使った日だけ料金が発生するので、旅行中1日だけ使うという人などには良いだろう。

公式サイト NTTドコモ/スマホ・携帯電話を海外で使う

 

ソフトバンク「アメリカ放題」「海外パケットし放題」

ソフトバンクではiPhone利用者を対象に「アメリカ放題」という名称で、ハワイを含めたアメリカ国内の対象地域で音声通話やデータ通信が無料で利用できる、独自のオプションサービスを提供している。現地のsprint社の電波を使って、日本国内とほとんど変わらない感覚でネットや電話が使えるのは便利だ。

国内で加入している料金プランを問わず利用でき、2017年5月現在はサービス利用料、申し込みともに不要。
このサービスは名称の通り、アメリカ国内でしか適用されない。
ハワイは対象地域だが、街中から離れたエリアでは電波が弱い場合もあるので注意が必要。

また、アメリカ国内に限らず申し込み不要で1日最大2,980円の定額制のサービス「海外パケットし放題」もある。
使用した量に応じて課金され、最大2,980円までの定額制であるところは、ほかのキャリアと変わらない。
ハワイでは「アメリカ放題」のほうが使い勝手が良いが、対応機種以外の利用者や、その電波が届かない場所で連絡が必要なときなどはこちらも利用できることも知っておきたい。

公式サイト SoftBank/海外での携帯電話ご利用方法

 

au「世界ダブル定額」「世界データ定額」

auの提供するサービスは、他キャリアと同様のデータ利用量によって料金が変動し、最大2,980円の「世界ダブル定額」と、1日の料金が980円の定額制「世界データ定額」の2種類。

「世界データ定額」で特筆すべきは、日本で加入しているデータ定額プランの容量を、そのまま海外で使えるところ。
日本と同じようなペースで使えるのは便利。

事前に「世界データ定額アプリ」をダウンロードしておくことと、データチャージに加入している必要がある。
利用開始から24時間は通信量に関わらず同一料金で、「利用開始」を押すまでは料金はかからない。
また、24時間たてば定額サービスは自動切断され、次に利用するとそこから24時間が改めて定額となる。
ただし、データローミングは手動でオン/オフを切り替える必要があり、アプリの利用開始を押さずに使い続けると定額とはならないので充分注意したい。

公式サイト au/海外で使う(au世界サービス)

ワイキキビーチ

各キャリアのこのようなサービスは荷物を増やすことなくスマートフォンをそのまま使えるというのがメリットだが、ほとんどの場合どうしても割高になる点は気になるところ。
使うのがテキストメール数通程度や緊急時のみであればいいけれど、SNS投稿などでたくさん使うことや郊外にも行くことがあらかじめわかっているなら、レンタルWi-Fiのほうが安くすむこともある。
じっくり比較して、自分に合ったサービスを賢く利用したい。

次の記事ではハワイの無料Wi-FiとレンタルWi-Fiについてまとめてみた。

(2017.05.15)